三保半島の東側海岸沿いには太平洋岸自転車道の一環として延長15.6kmの県道静岡清水自転車道線が整備されおり、天気のよい日は青い海ごしに富士山を見ながらサイクリングができます。
2月の晴れた日、内浜海水浴場を自転車でスタートし、海岸沿いにぐるっと時計まわりに三保半島を自転車散歩してみました。
スタート・内浜海水浴場
清水港に面した内浜海水浴場付近。さすがに冬場なので海水浴をしている人はいませんが、さすがマリンスポーツのメッカ。海上にはマリンレジャーの船や釣り人がたくさん。工場があるのも、内浜らしい光景です。
海岸沿いを走ります。とてものんびりした雰囲気です。
おおっ。このクルマは! 清水エスパルスの練習場でした。残念ながらグラウンドは芝生養生中? で、この日は選手の姿は見ることができませんでした。
おおっ。今度はいきなり大きな船が! 海の上ではありません。広場のどまんなか。東海大学社会教育センターには、水族館と恐竜の博物館があり、人気スポットです。
スクリューもありました。二重反転のプロペラだそうです。
これが三保半島の先端の灯台? と思ったのですが、ちょっと小さすぎ。本物の真崎灯台はもうちょっと先でした。
ここがほんものの真崎灯台でした。灯台のむこうに富士山が見えます。釣り人がところせましと並んでいますが、夏には海水浴のお客さんでいっぱいになるんでしょうね。
いったん一般道に入りますが、ここから自転車道へ。追い風でらくちん。後ろを振りむけば、いつも富士山。
三保飛行場。練習機のセスナなどが離着陸するようです。飛行場からほどなく、清水灯台が見えてきました。
清水灯台(三保灯台)
清水灯台は、八角形の断面をもつ日本で最初の鉄筋コンクリート造の灯台。歴史的文化財的価値が高さからAランクの保存灯台となっており、現在も建設当時の姿をそのまま残しています。灯台の頂上部にある風見鶏は羽衣伝説の天女をかたどっているそうです。
さらに進んでいくと、遊歩道になります。ここからは自転車をおしていきます。
名勝 鎌ヶ崎
遊歩道は二手にわかれ、名勝「鎌ヶ崎」へ。クロマツがみごとで、変化のある遊歩道にはところどころベンチと文学看板。多くの文人たちに愛された場所です。
左手には海。松のあいだから羽衣の松が見えます。柵で囲われた松がそれです。
羽衣の松からは「神の道」を通ります。ここも自転車は押します。神様が通る道ですからね。
ゴールの御穂神社でお参りしてきました。
景観を損ねているのではなく、守っている?
サイクリングロードで海岸を走っていて気がつくのは、砂浜に点在するコンクリートの構造物の存在。景観を損ねているような気になりますが、じつは海岸侵食の危機から砂浜を守っているだけでなく、浜を育てているんですね。